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こんにちは。ヨッチです。


2019年4月28日、宝塚歌劇 花組が東京宝塚劇場にて上演された祝祭喜歌劇『CASANOVA』千秋楽の模様をライブ・ビューイング(映画館で舞台の生中継を観ること)で観てきました。


本作は、18世紀、イタリアのヴェネツィアを舞台に跳梁した稀代のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァが辿った人生をもとに描いた、愛と夢の物語です。


実は、私、初めて「宝塚歌劇」を観ました。多くの観客は女性でしたが、男性の私が観ても、見事な舞台であり、見所満載のショーであったと思います。


ここでは、どんな点が良かったのか、全くの素人の私がレビューさせていただき、まだ経験のない皆さんとも共有出来たら良いかなと思います。
 

ライブビューイング

千秋楽は全国各地でライブビューイングで行われました。生の舞台は観てませんが、役者さんたちの表情の細かいところまで映像のアップで映し出されていた、その点が良かったと思います。


トップスター  明日海りお

2003年入団の花組トップスター(2014年から5年半トップ)の「明日海(あすみ)りお」(通称、みりおさん)の歌、踊りは格段に上手かったです。特にとても聴きやすく、通る声は素晴らしい。他のトップスターのことは知らないので分かりませんが、誰もが憧れるような存在だと思います。一度見れば分かります。

その本人は今年退団を予定しており、今回最後となるトップ娘役の仙名彩世を送り出してから退団することに決めたようです。


劇中歌は有名作曲家が手掛けている

劇中でそれぞれの役者さんたちが歌われる歌はどれも良かった。物語の進行にマッチして盛り上がっていきました。楽曲は、有名な仏作曲家ドーヴ・アチアが全て書き下ろしたもの。この人、ミュージカル「太陽王」「ロックオペラ モーツァルト」などで脚本と楽曲を制作に加わり、世界的なヒットに導いた人だそうです。


月組へ組み替えの鳳月杏

トップの「明日海りお」「仙名彩世」はもちろんですが、今度、月組へ組替えされる「鳳月杏(ほうづきあん)」もなかなかの歌い手です。我の強そうな役所もピッタリでした。

2006年に入団、2年前から花組へ移り、本名の「ちなつ」で呼ばれています。最後の挨拶では、花組に来て自分の事を「ふてぶてしくなった」と言ってましたが、なかなかのキャラクターであり、存在感を感じました。


トップ娘役  仙名彩世のラストステージ

2008年入団のトップ娘役 「仙名彩世(せんなあやせ)」(通称、ゆきちゃん)は今回がラストステージでした。「明日海りお」とのコンビは2年間だそうですが、その一体感は素人の私にも伝わってきました。

最後にはトップ娘の退団ということでサヨナラショーもあり、千秋楽ならでは構成となっていました。

「仙名彩世」について紹介がありました。宝塚受験前には大きな声が出せる河川の土手で練習していたそうです。そして一回も宝塚歌劇を観ないで、この世界に自分の可能性をかけて飛び込んだそうです。

そして、トップ娘役(この2年)として花が開くまで相当の努力を重ねてきたものと思いますが、本人の退団挨拶での雰囲気から、周りを明るさで巻き込むような才分も感じました。


最後の挨拶では、

好きな食べ物は茶碗蒸しと言えるけど、一つに決められないから、モットーや座右の銘はありません…とか

膨らませた風船が想像も付かない軌道を描き、飛んで行く様を自分と見立て、どこに着地してもそれを受け止めてくれる花組が好き!だと言ってました。

心に残る言葉にでした。




退団者全員に挨拶の機会が…しかも

千秋楽ということで最後には、退団者の6名一人ひとりが挨拶をしました。それぞれの思いが聞けたことは、その人の人となりを垣間見ることが出来る瞬間でもありました。どの人の挨拶も心からの最後のメッセージでした。早い人で入団から4年、厳しい世界であることは間違いありません。

仙名彩世のサヨナラショーの中で、退団者の人たちにも歌と踊りを披露する機会が与えられたことは、その人たちにとって思い出に残る、とても良い配慮かと思いました。


また退団者の皆さんの挨拶が終わると、みりおさんから退団者の皆さん、一人ひとりへメッセージがありました。

あのふてぶてしく、腰位置の高い、ちなつさんが自分なき花組を心配していることに対して、「ちなつ!」と呼び、何の心配もいらない、甘く見られたもんだ(笑)、月組へ行っても、せいぜい頑張ってほしいと送った、みりおさんのメッセージにはふたりの付き合いの長さ、深い友情のような熱いものを感じました。


アンコールの挨拶も面白い

舞台の緞帳が下りてから、アンコールが数回もありました。その都度「明日海りお」が挨拶をするのですが、素の本人の言葉、表情がそこに見られました。それも本人の魅力であり、観客を惹きつけてきたのだろうと感じます。楽しみの一つですね。




最後は花組の決めポーズで

最後の最後に、花組の決めポーズ(説明は難しく、勘弁してください)を「鳳月杏」と「明日海りお」が観客を巻き込んで行いました。観客を楽しませる、観客との一体感を作り上げたのです。終わり方も見事です。


最後に

こうして、ライブビューは15時30分に開始、途中30分の休憩挟んで20時に終了しました。女性の観客が多い中、家族に連れられて行きましたが、大変楽しく「宝塚」を観る事、知る事が出来ました。
 

4時間に及ぶ舞台が1ヶ月も間続き、本当に体力が必要だし、体調管理も大変だろうと推察します。そして、どの歌も、どの踊りも、どのセリフもすべて、全力で立ち向い、努力を重ねてきた宝塚メンバーの集大成が舞台であり、それが宝塚の伝統であり、底力みたいなものを感じました。そして宝塚メンバーが観客を楽しませるための努力を惜しまない、その姿に深く感動しました。まさに夢を与える世界に触れることが出来ました。きっと世代交代しても続いていくのでしょう。



以上、「宝塚」素人の私が初めて宝塚の舞台をライブビューイングで観て、感じたことを出来るだけ正直に紹介させていただきました。これが皆さんにとって宝塚を新たに知るきっかけになれば幸甚です。


ご覧いただき、ありがとうございます。今
ヨッチでした。
by カエレバ


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