今回の実例は、採用試験を受けたい人(Aさん)がいると、部下を通じてその上司に話があっというものです。
上司はさっそく、部下から詳細を聞きました。Aさんは、すでに前の会社を辞めているということでした。
この点は前の会社に気を使う必要はありませんね。
さらに
Aさんのいた会社は、採用試験を受けたいと思っている会社から仕事を受注しており、すでにその会社で仕事をした経験が数回あるとのことでした。
ということは、どういう会社であるか、およそイメージは出来ているようです。この点は、前回ご紹介したケースと同じですね。
前回のケース(外部リンク)
このように、仕事の付き合いから発展して、相手の会社に入りたいという人は多いのかもしれません。
転職サイトを見て探しても、本当のところ、その会社の良いところも悪いところも分からないことがほとんどでしょう。
ならば、自分の目で見て「この会社に入りたい」という気持ちになるのは、ごく自然のような気がします。
現在、この会社は公に採用試験は行なっていないので、相談された上司は人事部へ話をしなければなりませんが、その前に、その人物を全く知らなかったので会うことにしました。
ここで確認したポイントは以下の4つです。
なぜ、前の会社を辞めたのか?
誰もが気になるところです。事件や会社とのトラブルになっていることはないか知っておかなければいけません。後になって会社に損害を与えることになるからです。
また健康上の問題を抱えてないかは必ず確認しておくといいでしょう。
そのほか、仕事の内容や人間関係などに関わる理由は、大小、誰にでもあるでしょうから、あまりこだわることもないかと思います。
他社ではなく、ウチの会社に入りたい理由は?
これは本番の面接でも普通に聞かれる質問ですが、受けたい会社の事をどこまで調べているか、知っているか、この質問の受け答えから、相手の意気込み、熱意はある程度分かります。
この面談は本番ではないので、出来るだけ、相手の本音を聞き出せるといいですね。
技術的なスキル、経験、職歴の確認
中途採用であることは、新人ではないというです。
よって、どういうことをやってきたのか、どういうスキルがあるのか、どういう仕事の進め方をして来たのかなど、ざっくり聞き出します。
前職と職種や業界が違っても、生かす方法はいくらでもあると思います。Aさんがウチの会社で力を発揮出来そうかどうか、発揮してほしいと思える人かどうかを見ます。
最後は、人となりです
今まで確認した3つのポイントは全てその人の人となりを見るためのものでもあります。短い時間であっても受け答えを見れば、およそ分かります。
最後は、やっぱり、本人のやる気ですね。
やる気が伝わってくれば、採用試験を受けさせて会社の判断をしてもらえば良いと思います。なので採用試験を受けようとする人は、短い時間の中で、しっかり自分の思いを伝えられるようにしてください。
まとめ
今回、面談した結果ですが…
十分な結果とは言えないまでも、技術的なスキルはウチの会社で生かしてほしいと思い、採用試験を受けられるよう、取り計らってみようと思います。
中途採用する会社が確認するポイントは4つ。
- なぜ、前の会社を辞めたのか?
- 他社ではなく、ウチの会社に入りたい理由は?
- 技術的なスキル、経験、職歴の確認
- 人となり(やる気)
この続きは、また後で報告したいと思います。
以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。
コメント