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こんにちは。ヨッチです。

最近、何の罪もない大人や子どもたちが犯罪や事故に巻き込まれて命を落とすケースが非常に多いと感じています。


見ず知らずの人間に何の理由もなく、暴行を受けたり、刺し殺されたり、被害者は何も分からず、あっという間に死んでしまう。


こんなことは絶対に起こってほしくないです。


最先端の技術を駆使してなんとかならないのでしょうか。ローテクでもいいので工夫することはないでしょうか。


海外では、どんな防犯対策を取っているのか調べてみました。 
 

騙される経験をして免疫力をつける

イギリスでは、子どもたちに騙される体験をしてもらうそうです。シナリオはいろいろとあると思いますが、自分は騙されないと思っている子どもたちにとって騙されるという体験は、驚きの瞬間であり、そういう経験をする事で初めて免疫がつくというものです。
 

振り込め詐欺なども同じですね。高齢者に対して、騙される体験をしてもらえれば、いざという時の行動はきっと変わるのではないでしょうか。


公園にフェンスやコンクリート塀を設置

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キューバの公園は、低いコンクリート壁で囲まれているそうです。またタンザニアの公園は遊具の周りにフェンスがあるそうです。


つまり、公園を「入りにくい場所」にするということです。コンクリートにするか、フェンスにするかは議論はあるかと思いますが、入りにくければ、誘拐や暴行なども起こりにくいはずです。


また先日、車が公園に突っ込んで公園にいた保育士の人が怪我をするという事故がありましたが、フェンスがあれば防げたかもしれません。


また公園には、遊具のそばにベンチを置かないそうです。変な人が座って、子どもたちに声をかけられないようにするためだそうです。


もし、ベンチを置く場合は、フェンスの外側に、外向きに置くそうです。


さらに公園に関していえば、子供向けエリアと大人向けエリアを明確に分けているケースが多いとの事。なので大人が子どもエリアに入ると、子どももかなり警戒するようです。


学校の入り口までフェンスを設置

ロスアンジェルスの小学校では、道路に接する周囲をフェンスで囲んでいます。ここまではよくあることですが、この学校は門から学校への出入り口にいくまでの通路にも両側フェンスがあるそうです。


人が門から入り、出入り口まで行くと、内部の窓から確認されて、問題なければ、ドアの鍵が開き、中に入れるという仕組みです。

やるなら、このくらい徹底しないと、効果はないですね。


何もなくても、何度も振り向く

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外で歩いているときに、何もなくても、何度も振り向く、という対策です。これは、治安の悪い海外で日本人が自分の身を守るためにとった行動パターンです。


自分自身、気をつけるということと同時に、警戒していることを周りの人に知らしめるという効果を狙っています。


人通りの少ないところや危ないと思う時は、何度も振り向き、警戒するのです。


そして人との距離を常に一定以上保ち、襲われそうになっても逃げられるだけの間隔を空けておくのです。


悪い人とそうでない人の見分けが出来ないので常に警戒をすることになります。


子どもたちにはなかなか出来ないと思いますが、自分の身は自分で守るという点はもっと教育しても良いかと思います。



防犯カメラによる取り締まり

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お隣り韓国では駅構内の防犯カメラ以外に、新たに購入する全ての車両に防犯カメラを設置することが義務付けられたようです。

 
イギリスでは、400万台以上の非常に多くの防犯カメラが街中に設置されています。


ゴミのポイ捨て、酔っ払い、暴行などをリアルタイムで防犯カメラの映像から確認すると、係員がスピーカーで直接本人に呼びかけをすることが出来るカメラも導入しているそうです。


イギリスでは日本と違い、警察がほとんどの防犯カメラを設置、管理しているので、それだけでも犯罪抑止力になっている感じがします。


性犯罪者データに登録、公開

アメリカではレイプで捕まると、全国性犯罪者データベースに登録されて公開されるそうです。学校や公園のそばには住めなくなります。

これは、いわゆるミーガン法(Megan's Law)と呼ばれ、1994年にアメリカのニュージャージー州で成立した性犯罪者情報公開法です。

住民は、制限なしにインター ネット登録の記録にアクセ スできるようになっています。


ボディガードを付ける

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要人にはボディガードやSP(Security Police)が付けられています。

大変有効な手段だと思いますが、日本ではまだ身近な手段として一般人が行うには費用の問題もあり、ハードルは高いですね。

せいぜい出来るとしたら、番犬を飼って周囲の状況を察知して怪しい人物が近づいたら、威嚇してもらうくらいでしょうか。


トイレの可視化

海外のある学校では、教室の中からトイレが見えるように作られているそうです。トイレが見えるような窓を作るために教室の壁を改造したのです。

いじめを防止するため、いじめが起こりそうな場所の見える化により、見えにくい場所を無くしたのです。



最後に

先日、川崎で路上でスクールバスを待っていた小学生らに男が近づき、刃物で次々と刺し、小学生16人と近くにいた成人2人の計18人が襲われました。そして2人が死亡しました。

大変痛ましい事件で亡くなられた本人の無念さと遺族の気持ちを思うと、犯人に対する憤りしかありません。


このような犯罪に対して、上記の対策は役に立つでしょうか。


例えば、防犯カメラであれば、怪しい人物の挙動を捉える技術は出来上がっていると言われています。


ただ、怪しい人物を認識しただけでは犯罪を防ぐことは出来ません。そのあと、どういう行動をとって犯罪を防止するか、そのプロセスを決めなければなりません。

それには民間ではなく、警察の管理下で防犯カメラによる取り締まりが適用出来なくてはなりません。


とにかく安心して暮らせるように、新たな事件が発生しないうちに対策を講じて欲しいと切に願っています。


一方で我々自身が今できることは、危なそうな場所には行かない、危なそうな人間(見分けがつかないから問題なのですが)には近づかない、近づいて来たら、逃げるということになります。


想像力を働かせて、危険を察知する感覚を普段から養っていかなければならない…


安心できる場所はないと思って生活していく、それが今の私たちが置かれている状況なのかと、重大犯罪が起こるたびに思います。


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。 
ヨッチでした。