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こんにちは。ヨッチです


仕事は、やり方が肝心。

今日出来ることは今日やっておいた方がいい。

スピードは重要な要素。

いつ上司に

予定外の仕事を指示されるか分からない。

常に気持ちに余裕を持っておきたい。



こんな話があった。


新人が担当していた設備でトラブルが発生した。


新人は、トラブル発生から1カ月以内に報告書を書き上げた。そこには、トラブルの原因と再発防止対策が書かれている。


新人なので、当然ながら係長、課長からダメ出しを受ける。それを修正して、また上司へ上げる。


こうして、新人は報告書の書き方を学ぶ。


そして最終関門である、部長へ報告書を上げた。


その新人は、席を外していた部長の机の上にある未承認の箱に報告書を入れる。


席に戻った部長は、未承認の箱に入った書類を上から目を通していく。


やがて、部長は新人の報告書を取り上げ、目を通す。


部長は、新人の教育も兼ねて、報告書に内容の説明をするよう、課長へ戻した。


課長は、その報告書を新人に渡す…


それから、4ヶ月後(トラブル発生から6ヶ月後)に新人は報告書を持って部長に説明したいとやってきた。

部長は、ようやく新人の説明を聞くことができた。


新人は、報告書を見ながら、6ヶ月前のトラブルについて説明し始めた。


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部長は、時折、質問をする。


新人は、答えられない。


半年も経って忘れているからである。


部長は、また、質問する。


報告書に書いてある処置は終わっているのかと。


新人は、終わっていると答える。


報告書には、処置はいついつ終わる予定と書かれたままだ。


部長は、修正を指示した。


部長は、さらに質問する。


報告書に書いてある再発防止対策は終わっているのかと。


新人は、しどろもどろになって、結局、終わっないと答える。

部長は、何故、こんなに時間がかかったのかと質問した。

新人は、部長へ説明しなければならないと思っていたが、他の業務で忙しくなって出来なかったと答える。


部長は、新人に、君の仕事は何か?と質問した。


新人は答えに窮した。部長は、新人に言った。


トラブルを直すことは君の仕事ではない。


トラブルが再発しないよう、管理の方法を改善することが君の仕事だ



さらに、報告書には管理面での改善が書かれていたが、実行しなければ、このトラブルから何も得られないとも言った。



それがそのトラブル対応に対する君の評価だ。


だから、報告書は大事なのだ。


新人は、何の成果も出してないのである。


新人は、ただただ、うなずくだけである。


部長は、新人に言った。


今から、
仕事のやり方を変えろと。





新人に限らず、仕事はやり方次第である。


その結果で人は評価される。


自分の役割を認識して
仕事を進めること。


そして


いくら立派な報告書を作成しても
古いものには価値がない。


そんなものには誰も目を通さない。


改善がなされてないものにはリスクが残るだけである。

管理者には、
管理者の仕事が求められる。


この失敗が新人にとって教訓となり、本来の仕事のやり方につながっていくことを楽しみにしている。


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。