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こんにちは。ヨッチです。

ピンク色のハスの花が咲き始めています。ハスは花びらも葉っぱも大きく、一体どんな植物なんでしょうか。



ハスの特徴

・仏教では極楽浄土に咲く花。死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すとの思想があり、「一蓮托生」の語源となっている
 
・インド、中国、オーストラリア、日本などの温帯~熱帯域の湿地に広く分布する水生植物

約1億4000万年前から地球上に存在。奈良時代には観蓮会が催されていた記録がある 

・ 草丈は50~100cmほどで、茎の先に花を咲かす 

・葉は円形または楕円形。 撥水性があるので、雨が降っても水滴は水玉となって葉の表面の汚れや小さな虫も一緒に転がし、葉全体を掃除してくれる(自浄効果)

・ 根茎は食用にもなるレンコン。花を観賞する品種は細いため食用にはならない

・開花期 6~9月。花びらが開きはじめてから3~4日で散る午前中に咲いた花は午後には閉じる。開花2日目の朝7~9時頃が見頃

 ・花弁が散って熟すと、鉢の巣のような果托になって、水に落ちる

・日本で有名な蓮:大賀ハス。2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたもの。

花の構造

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・花弁の中心にある台座の部分を「花托(かたく)」

雌しべ:花托の中で等間隔に並んでいるつぶつぶ状のもの(周囲を「雄しべ」が取り囲む)

雄しべ:花托の周囲を囲んでいる。雄しべは雌しべに届かない構造、自家受粉を防いでいる

・花托にいくつもの丸い穴が開き、その中に種がつくられる。この部分が成熟し、果実となり「果托(かたく)」となる

 ・花托の部分が発熱する。植物なのに動物と同じように自ら発熱し、花の中の温度を保とうとしている。


ハスは発熱する⁉️

 花托の部分は、開花するとき,自ら発熱して花の体温を上げたり,暑い時は水分を蒸発させて,体温を保っているとのこと。引用文献はこちら。



外気温が10~40度と変動しても花の温度は30~36度に保たれる。気温変化にかかわらず花の温度を一定の範囲内に保つような温度調節機能を備えている。

仏教ではほとんどの仏さまがハスの上に座って描かれているのは、この発熱と関係あるかも。ハスからエネルギーをもらうのか、それともあったかいので仏さまが座っているのか…謎ですね。




千葉公園の大賀ハス

2019年、千葉公園の大賀ハスが成長していく様子を撮影したものです。
5月12日
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5月18日
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5月26日
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6月2日
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6月9日
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6月23日
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以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。