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こんにちは。ヨッチです。


再雇用や定年間近の管理職が悩むこと。会社に残って仕事を続けるか…。選択肢は、次の3つ。

  • 再雇用で会社に残る
  • 定年退職し、職を探して働く
  • 定年退職して仕事をしない(自由に過ごす)

再雇用を選択した場合、

管理職のまま、残るケースと、そうでないケースがある。どちらにも悩みはあるが、今回、管理職として残る場合の悩みを考えていきたい。




 

管理職の指導と組織の実力

定年になれば、多く人は、管理職を解かれ、上司のサポート側に回るか、一般職と同じ仕事に就くか。組織の状況によっては、管理職のまま残ることもある。給料はそれぞれの立場と会社の事情によって異なる。


管理職として残る場合には、次に自分の代わりになる人が不在か、もしくは存在しても経験、知見が足りなくて、管理職になるにはもう少し時間を要することが理由である。


よって管理職としての仕事をしながら、次の人を育てていかなければならない。一見、やりがいがあるように見えるが、そうではない場合もある。


管理職には、それなりの人数の部下がいる。彼らは、年々、仕事を覚え、スキルを磨き、業務遂行能力が高まるはずだ。


ところが、思ったように、組織としてパフォーマンスが発揮されないケースもある。確かに仕事をこなす量が増えてくれば、経験値は上がり、部下の実力は上がってくるはずだ。ところが、その経験が次に生かされていないことも少なくない。


それには色んな理由がある。


1つは人事異動だ。組織を預かる管理職としては、せっかく育てた部下が他部署へ異動したり、転勤になれば、ガックリくる。でも別天地で頑張ってくれれば、教えがいもあるというものだ。でも新しい部下が来れば、一からやり直しになる。


もう一つは、部下の能力だ。いくら指導しても能力が発揮されないケースだ。それでも管理職は、パフォーマンスを発揮しなければならない。辛いケースであるが、頑張って指導して、組織全体としての実力を上げる努力を続けるしかない。


さらにもう一つは、部下の潜在的な能力は高いが、部下のモチベーションが上がらないケースだ。これは、技術的な指導もさることながら、部下の仕事に対する気持ちを高めて上げる必要がある。簡単に言えば、やる気である。やる気のない人間にいくら教えても、のれんに腕押し。このケースは一番辛い。


最後に上げる理由は、管理職自身の技量である。部下を育てる能力に欠けると、これも、いつまでたっても部下は伸びていかない(指導しなくても伸びていく部下もいるが…)。


 


管理職の部下への指導

組織というものは、人の入れ替えがあったり、新人が配属されるなど、それぞれの経験値はバラバラであるが、組織として求められるパフォーマンスを発揮させるのは組織の管理職の役割であり、責任でもある。


だからパフォーマンスを発揮できるように、管理職は部下に仕事の経験を積ませ、管理職のこれまでの経験や知見をあらゆる機会を利用して部下に伝えていく。


特に再雇用の身であれば、有期契約であり、部下に伝える、部下を指導する期間は限られている。再雇用の管理職としては、1年1年が勝負だ。部下に色々と指導するのだから、部下に応えてもらいたいと願っている。部下にも上司から受けた指導を早く実践に生かしたいと思ってほしい。


双方の思いが合致した時に、部下の実力は伸び、組織としてパフォーマンスが発揮される。


という意味では、管理職である上司とその部下たちはタッグを組んで共に戦っていかなければならない同志であるはずだ。

 


管理職の悩み

ところが、現実はなかなか上手くいかないことが多い。管理職が思い描くように、部下の進歩が見られないのだ。


管理職の焦りが部下にも伝わり、徐々に部下の気持ちが上司から離れていくこともあるだろう。互いに一生懸命にやろうという気持ちがあればいいが、そうならなくなった時に、管理職は自分の限界を感じるのである。


この辺りが潮時かと。


最初は管理職としても自分の努力が足りないかもしれないと思うはずだ。だから、これまでの豊富な経験から話し方を工夫したり、仕事の進め方、やり方を変えたり、様々な試みをやるはずだ。


ところが、部下たちには何度言っても伝わらない、同じ失敗を繰り返す、進歩が見られない…これが部下たちに「やる気がない」と感じ始めてしまうと、もうこれは管理職(上司)としての「限界」を感じることになる。


つまり、管理職がいくら努力しても、部下たちが自分でなんとかやってやろうという、意気込み、やる気がなければ、もう自分ではこれ以上教えても無理かもしれないと思うのである。


これが再雇用管理職の最大の悩みである。


何も考えず、ただ再雇用の期間を過ごせばいいのかもしれないが、それは、会社も求めていないし、管理職自身も、そんな自分を許していない。


再雇用は確かに経済的な面ではサポートされる制度であるが、やりがいや生きがいを犠牲にしてまで勤め続けるとしたら、そこに意味はない。


こういう悩みを抱える再雇用者はきっと少なからず、いるのではないか

 



転職者の悩み

実は、このような悩みは再雇用者だけの問題ではない。定年退職し、転職した場合でも同じ悩みを抱える者もいる。


これまでの会社人生で得た経験を次の会社で生かそうと思って働いたけれども、会社の規模も組織も社員も違う。考え方も含め、何もかも違う。


全てが違った環境の中に自分が置かれた時、最初は高い志を持って一生懸命、自分の経験を伝え、社員の考え方を変えようと努めるが、簡単には変わらない。


社員の資質もあるだろうが、同じ考えを示す社員を一人でも増やすことができれば、状況は違ってくるかもしれないが、そうでないとき、自分の達成感、やりがいは得られず、失望するのである。


これを自分の限界と感じるか、社員の力量と思うかは色々であるが、結果を出せなかったことには変わりはない。


 

悩みを解決するには…

本当は諦めたくはなかったが、人生とはそういうものであると割り切れば、そして残りの人生を考えたときに、別天地で新たなスタートを切る選択肢も悪くはない。果たせなかった志は、次の職場で果たせばいいのである。


しかしながら、この決断ができる人とそうでない人がいる。なぜなら、再雇用で残ることが最も自分の経験や知見を生かせると考えているからだ。難しい選択をここに来てしなければならないが、やはり人生には時間が限られている。結果はともかく、残りの時間を悔いのないように過ごすことが唯一、選択を決めるために考えなければならないと感じている。


 
 


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。