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こんにちは。ヨッチです。


我が娘がベッドを買い換えたいというので某有名家具屋に行きました。娘曰く、今使っているのが日本製のフランスベッドで20年も使用しているのでさすがにコイルがヘタってきて、腰に当たって痛いらしい。
そもそもベッドに対する知見はないので娘は、家具屋では担当の人に2時間ほど、細かく説明してもらい、何度も寝心地を比較した上で最終的に購入を決めました。それがアメリカのサータ社というメーカーのマットレスです。もちろんベッドフレームも一緒に購入しました。
今回、このサータ社のマットレスについて、調べたので皆さんとシェアしたいと思います。



 

サータ社とは?

「Serta(サータ)」は、広島県にあるドリームベッド社がライセンス契約を結び、日本での製造・販売を担当している有名マットレスブランドです。サータはシモンズやシーリーなどと同じ、世界中に商品を展開している超有名メーカー。
毎年発表される全米売上ランキング(ファニチャートゥデイ誌)にて、2017年、シェアは19.8%で、シモンズ、シーリーを抑えて7年連続で全米売上げNO.1を獲得しています。

サータのマットレスは世界中のヒルトンホテルで導入の実績があるそうです。サイトによると、国内でもコンラッド大阪ホテル ザ セレスティン銀座に採用されています。

 


サータ社のコンセプト

サータ社の歴史は1931年、より快適な眠りと、健康の追求というコンセプトとともに始まりました。


世界ではじめて、本格的なマットレスの供給に取り組んだ1人の男は、その品質を証明するために、220ポンド(約100kg)の巨体で、スプリングマットレスの上を数時間も飛び跳ねたといいます。


“最高の技術、最高のサイエンスは、全てカバーの下に隠れている。真の保証は、どんな場合でも型くずれしない、という人々の評判から生まれてくるのだ。”という。


彼のこの言葉は、現在全米をリードするマットレスメーカー「サータ社」のサクセスストーリーの原点と言われているものです。
 


サータ社のマットレスの特徴

サータのマットレスの特徴の中に、決めてとなった部分があります。順番に説明していきましょう。

  • 従来のサータマットレスの品質はそのままに、日本の住環境や日本人の体形に合わせて改良し、日本独自のマットレスを製造しているという。 つまり純国産です。マットレスは、その国の環境や体形に合わせて作るのは一般的だそうです。知りませんでした。
  • 通常、マットレスの中には体重を支えるために「コイル」と呼ばれるバネが入っている。サータのコイルは特徴的で「ポケットコイル」というものを使用。“ポケット”とは不織布と呼ばれるコイルを包む袋のことで、マスクや紙おむつ等に使用されている通気性の高い繊維集合体を使っているため、サータのマットレスは内部の放湿性に優れ、快適な状態に保つことができる。
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  • ポケットコイルはこのようにひとつひとつがポケットに入って独立しているので、「体を点で支える」という特徴がある。
  • コイルに使用する線材は、SWRH82B-CというJIS規格で最高グレードのものを使用。一般的なワイヤーはカーボンの含有量が通常0.4%程度であるが、このワイヤーは含有量が0.82%と高く、硬度が出てへたりにくい。ただ硬いだけでは脆いので、マンガンを入れて粘り気を出している。冶金学的な表現ですが、性能が長持ちすることを言いたいようです。
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  • 不織布製の袋に入れる時点で、スプリングコイルの高さを約25%圧縮(195ミリ⇒145ミリ)することにより、強度や耐久性をさらに向上させています。
  • 品質の安定を維持するために、スプリングコイル単体での疲労試験を実施。(8万回の繰り返し圧縮試験)1日10回の繰り返し圧縮があるとして、計算すると、80000/10/365=約22年。かなり持ちますね。
  • 腰のサポート力を強化し、理想的な寝姿勢を実現する、ゾーニング配列。サータのポケットコイルは、マットレスへの荷重のかかる度合いに応じて2つの異なる太さ(線径)のポケットコイルを使用しています。人の体は頭部、胸部、腰・臀部、脚部の5つの部分構成されており、一般的に頭部8%、背部33%、臀部44%、脚部15%の割合で荷重がかかるといわれています。一番荷重のかかる腰・臀部に少し太めの線径ポケットコイルを配置し補強することで、バランスの良い荷重分散と耐久性の向上を実現。さらに、腰掛けるケースの多い両サイド2列にも太めの線径のコイルを配列して補強し、腰掛けた時の落ち込みを防いでいる。
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  • マットレスの基礎となる2種類のコイル配列。サータでは、並行配列と交互配列の2種類をご用意。並行配列に比べ、交互配列の方がコイル数が増えるため、硬めの寝心地となる。
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  • 呼吸するマットレス。3列のヘルシーエアーレットが側面全周に設けられている。寝返り時に起こる微妙なサスペンションの上下動で、呼吸するようにマットレス内にこもりがちな湿気を放出する。
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  • ファイヤーブロッカーを標準装備。2006年3月15日、アメリカ全土にて規制された、マットレスの火災に対する安全性基準(家具設備等における)【防災基準/CFR-1633】をクリアーした難燃仕様のマットレス。とにかく、火事になっても下の写真のように30分後には鎮火するようです。
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サータ社のマットレスに決めた理由

サータ社のマットレスに決めるまで、娘は何度も繰り返して、寝心地を確認しました。娘によると、感触が微妙に違うようです。重要なポイントは、腰への影響でした。彼女は腰痛に悩まされていたため、腰への負担が掛からないものを意識していたようです。サータ社のマットレスは腰が落ち込みにくいコイルの配置や太さを使用していることを実感したようです。


もちろん、お金を出せば、もっと良いものがあると思いますが、それなりの値段(娘にとっては予算オーバーでしたが)で良いものが買えたようです。お店の担当の方が親切かつ丁寧に説明してくれたことも、いい買い物が出来る要素でした。


ちなみに、今回購入したベッドの値段はこちら。

今回は、マットレスが約8万4000円、ベッドフレームが約6万円で総額14万4000円でした。
10年間使えば、14400円/年、1200円/月、40円/日ということで、1日あたり、たったの40円ということになります!(ネットで買うともっと安そうです)
 


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。