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こんにちは。ヨッチです。


悲しい記事を見つけました。結婚して40年経つ夫婦の話だ。人生には色々とあるものだが、最後はこれで良かったと思えるものにしたいと思う。でもこれは正反対の話である。




 

理想が現実になって…

シニアと呼ばれる年齢に差しかかり、それまで歩んできた道のりを振り返ってみると、こんなはずじゃなかったのに、という思いがこみ上げてきます。鈴木恵子さん(仮名)は、長身、エリート、美形という、理想の男性と結婚しましたが……

三拍子揃った旦那さんじゃないの?

夢見た理想が現実になった

出会った頃の夫は、完璧な人だった。超のつく一流企業で、出世街道を歩むエリート社員。スラリとした長身に、彫りの深い美しい顔立ち。誠実で思いやりがあり、私のことを大切にしてくれた。いつか輝くほどの美貌の男性と恋に落ち、結婚したいという夢は「生涯ありえないに決まっている」と思っていたのだが、突然現れ声を掛けてくれたのが、夫だったのだ。

貴女は貴重なチャンスをものにしたんだから凄いじゃないの

普通はそんなこと、起こらないからね

そうそう

私のほうは、欠点だらけの人間だった。特にエラの張った四角い顔に強い劣等感があり、そのせいか美しい人に対する憧れは人一倍。本来なら釣り合いが取れるのは醜い男性で、そういう相手と一緒になるべきだろうが、どんなに優秀で性格がよくても、不細工な男性に対して拒絶反応があった。

自分の事、そんなに悪く言うことはないわよ

誰にだって欠点くらいあるからね

出会いから半年も経たないうちに私たちは結婚した。しかし理想の夫を得て、幸せ絶頂の私に母はこう言った。「よくわからない相手と簡単に結婚するのは、間違っている。私には、あの人はけっこう我が強く、心が狭い人に見えるよ。本当はもっと包容力のある大人の男がよかったのに」。その言葉は人生の真理をついていたが、当時、世間知らずの若い娘でしかなかった私には、夫以上のパートナーなど考えられなかった。

母親の見方は鋭いわね。でも貴女は自分の目を信じたんでしょ?

貴女は間違ってないと思うよ

ところが新婚旅行中に殴られたのをはじめ、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしてみると、相手の欠点が次々見えてきた。夫は些細なことにも目くじらを立てる神経質な性格で、人が怒らないことでもすぐ怒る。不機嫌になると暴力をふるい暴言を吐く。機嫌のいいときには、私や私の家族をこき下ろしながら笑う。私は実家に帰るたび、母や姉の前で泣いてばかりいた。

新婚旅行で殴られるなんてあり得ない!

私なら我慢できないわ

暴力反対!

しかしどんなに惨めで暗い毎日を送っていても、誰も助けてはくれなかった。味方になってくれる人も、支えてくれる人もいない。生きるということは、長い人生を一人で闘いながら、進んでいくということなのだ。

皆んな、冷たいわね

でも自分で選んだ道でしょ

本当に闘ってきたのかしら

お世辞にも仲のいい夫婦ではなかったのに、3人の子宝に恵まれた。子どもたちは揃って出来がよく、美しい夫に似て容姿も優れていた。難関中学や、このあたりで一番の高校に合格したと報告するたびに、姉からは「子宝には恵まれた」という言葉が返ってきた。しかしその言葉の裏には、「結婚には失敗したけれどもね」という意味が込められていたように思う。

あら、子供が3人もいたんだ。だったら子供たちは貴女の見方じゃないのかな

他人から、ぐじゅぐじゅ言われる筋合いはないわよ

その通り!





あれから40年

あれから40年、髪も歯も抜けて

離婚も考えたが、決断する勇気がなかった。そしていつの間にか40年。最近、夫を見る自分の目が冷たく意地悪になっているのを感じる。例えば夫がソファにひっくり返り、テレビを見ながらゲラゲラと笑っているとき、私はテレビを見るふりをしながら、その様子をじっと見ている。積み重ねたクッションの上にはハゲかかった頭がのっている。楽しそうに笑う口の中は、ところどころ歯がないのでみすぼらしい。

40年も頑張ったわね

女性は冷静だわね

だから熟年離婚って多いんじゃない?歯は治しておいた方がいいのに

60歳をいくつか過ぎたとはいえ、まさか夫がこんなふうになるとは思ってもみなかった。「俺は老人介護施設にだけは入らないからな」と時々言っているが、こんなわがままな性格では、周りの人とうまくやっていくのは無理だろう。

やっぱり、最後まで容姿にこだわってるのね

でも私は夫が介護を必要とするようになったら、迷わず施設に入れようと思っている。仲の悪い夫婦のまま、我慢して40年も顔を突き合わせてきたのだもの。せめて人生の終わりぐらい、自分らしくひとりで楽しく暮らしたい。

寂しいわね。夫はそんな貴女の気持ちに気づいてないし…

やりたいようにやったら良いんじゃない

そのでも旦那が長生きしたらどうするの?

働かない夫に代わり、ある時からパートに出るようになった。初老の域に入ってはいるが、若い人たちと一緒になって働いている。働くことは厳しいが、給料がもらえ、忙しく大変なことも自分のためになっている。小さい頃コンプレックスだった顔も、いつしか気にならなくなっていた。

そうそう、顔なんてどうでよよくなるのよ

働きに出て自信が付いてきた証拠ね

夫は若い頃はよく働き、高い収入を得て、見た目も人より抜きん出ていた。しかし年を取って働かなくなり、容姿も崩れていくのを目の当たりにして、永遠の若さも美しさもこの世にはないのだと痛感させられた。時の流れは残酷だ。

そうそう、綺麗なものはいつか崩れてくるのよ

今頃分かったの?って感じ

たとえどんな見た目の男性でも、家族のために一所懸命働き、妻をいたわりながら共に人生を歩めるような人と結婚すれば、幸せだったのだろうか。それを知るには、もう一度生まれ変わるしがない。 

このセリフには返す言葉はないわね

この人にとっての幸せは容姿がすべてだったのよ

自分が幸せと感じられるように頑張れば良かったのに


 


最後に思うコト

理想と現実は違うということは誰もが知っているし、上手くいかないことの方がはるかに多いことも実感している。それでも人生のパートナーとしてお互いに選んだのだから、互いの気持ちに出来るだけ、近づけようと努力することが必要かと思う。その上で、ダメな時に、別れるか、我慢して続けるか、互いに決めればいいのだが、今回の話は夫は何も気付かず、妻の気持ちだけがかけ離れている、ここに悲しい現実がある。


外部リンク(引用元)
 


 


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。