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こんにちは。ヨッチです。


「ながら運転」の罰則強化については2019年12月1日より施行されることを以前、ご紹介したが、これはクルマの話。実は歩行者による「ながら歩行」については強化されていない。ところが、この「ながら歩行者」が当たり屋に狙われているという。


外部リンク





ながら歩行によって怪我をさせると…

ながら歩行によって相手に怪我をさせた場合には、過失傷害罪が適用される可能性がある。罰金30万以下の罰金または科料だ。

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危険な歩道

この罰則を知っているかどうか分からないが、自転車による、ながら運転と同様、ながら歩行者が増えているようだ。今や誰もがスマホを持っている時代だけど、危険を感じとる感性は鈍くなっている。だから平気で、ながら運転やながら歩行を行うのだろう。


2018年に起きた2件の大学生による、ながら自転車の死亡事故は記憶にあたらしい。夢も希望もあった彼らは一転して殺人者と評され、社会的制裁を受け、一生、罪の重さを感じながら生きなければならない。この教訓を誰もが一時は感じたかもしれないが、もう忘れさられているような状況ではないか。


両耳にイヤホンを装着して音楽を聴きながら、スマホもいじりながら、スピードを出して走行する自転車。前を見ないで歩くながら歩行者も同じだ。本来、安全な歩道が危険な状態になぅている。ながら運転の自転車にも、ながら歩行者にも注意を払って歩かなければならない。瞬時に移動出来ない車椅子の人や視覚障害者にとっては危険極まりない状態である。


 


ながらスマホ専門の当たり屋

こんな危険な状態を利用した当たり屋なる商売をしている連中もいるらしい。「ながらスマホ専門」の当たり屋のグループだ。その仕組みはこうだ。

元締めが激安で入手したジャンク品の高級腕時計を当たり屋メンバーへまず発送。そして、”ながらスマホ”の人と接触転倒し、時計の修理費用を請求。修理が完了した高級腕時計を専門業者などへ売って得た金額から10~20%を元締めへ納める。3000円程度で入手したジャンク品の高級腕時計が完品可動状態で修理を終えて戻ってくるので余裕で100万円以上で売れたりすることが多い。だから上納させるお金はこれぐらいのパーセンテージにしている

最初はながら運転をするクルマを狙っていたそうだが、割に合わないということで、ながらスマホの歩行者に切り替えたという。


そういう当たり屋だが、彼らにも「正義」があるらしい。つまり、日本は甘いということだ。危険な状態を放置している。国がしっかりと加害者に罰則を適用しないから事故は減らないと言っている。

「世間からしたら詐欺だと思いますし、悪いことをしている自覚はありますよ。でも、まず国は”ながらスマホ”の歩行者にも厳罰適用するよう動くべき。”ながらスマホ”による死亡事故が年々増加している現実を知らないのでしょうか。”ながらスマホ”の人にはぜひ、考えを改めてほしい。学生時代から海外に行きまくって気付いたのは、日本ほど加害者に責任が問われない国はないってことなんです。不思議で仕方ない……本当におかしな国ですよね」


外部リンク(引用元)

 


最後に

当たり屋から自分を守る方法は、実に簡単である。ながらスマホを止めればいいのだ。当たり屋にお金を取られるくらいなら、まだマシだが、人の命を奪うことになっては、一生後悔する。


そういうリスクを抱える必要はないはずだ。そんなに四六時中、スマホを見る必要も本当はないはずだ。誰かの命が危険に晒されている。これ以上のリスクはないはずだ。もっと、そういうリスクを普通に感じとれる人間に戻ろう。


技術の進歩は、人間が危険を察知する能力を退化させている。新たな開発が今までは考えなくても良かった、新たなリスクを生んでいる。スマホという便利な機械を開発したせいで、危険な使い方をする人間が増え、人の命が犠牲になる。必ずルールを守らない人がいるという前提でモノを作らないといけない…でも、そこまで人間には想像力が備わっていないと思う。だから、いつも事故が起こってから対策を考えるのである。


 



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以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。