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こんにちは。ヨッチです。


40歳以上の中高年を対象にした希望退職・早期退職を募る企業は多いようだ。東京商工リサーチ調べによると2019年1-6月、上場企業だけでも17社が募集し、8178人が早期退職しているという。これは前年の2倍以上の人数である。

今回、その早期退職に応じなかった事例について考えてみた。





早期退職に応じなかった事例

  • Aさん(58歳)が勤める業務用機械メーカーは、今から9年前、業績悪化から大規模な早期退職者募集を実施。当時、会社と複数回面談を行ったが、退職には応じなかった。
  • 退職金が上乗せされ、大勢の同僚が辞めたが、50歳前後で再就職できるほど甘くないと判断。
  •  会社に残ったAさんは、配置転換で未経験の倉庫勤務となり、年収も680万円から580万円に大幅ダウン。これも許容範囲。
  • 仮に辞めていたら再就職できても年収はもっと下がるし、非正規雇用なら年収200万円台。会社に残れば減額されてもせいぜい2割減。Aさんは15%減で済んだ。
  • しかも、会社はその後業績が回復。ボーナスなどに反映され、年収も620万円まで戻った。
  • 実は一番大きかったのは定年が65歳になったこと。早いうちから引き上げた会社が業界に複数あり、ウチもいずれそうなると思っていた。

この方は会社の方向性に逆行して、自ら、会社の将来の情勢を読みとり、大勢の同僚が辞めているのにもかかわらず、会社に残る判断をしている。


この行動はなかなか出来ることではない。おそらく会社は都合のいいように解釈し、辞めた方が得だと説得にかかるだろう。しかし、自分の将来を冷静に考えた時、目の前の退職金上乗せに惑わされず、正しい判断しなければならないことをこの事例は教えている。


定年延長まで予測していたのは見事である。


外部リンク(引用元)



早期退職に応じた事例

  • 製薬業界で働くBさん(48歳)は、20年近く担当したMRの仕事から外され、内勤の部署に異動。激務から解放されたことを喜んだが、同時に嫌な予感もした。
  • 案の定、会社は早期退職者の募集を発表。異動先は半日で終わる程度の仕事量しかなく、自分は必要とされてない人材だと感じた。
  • 収入も大事だけど、仕事のやりがいも重視するタイプ。いい転職先があれば早期退職に応募するつもりだった。
  • すると、医療系の人材派遣会社で働く知人から「よかったらウチに来ないか」と誘われた。

  • 提示された年収は600万円。300万円の減額でしたが、人材として求められているのは嬉しかった。恐らく会社に残っても早期退職者の募集は今後もあるはずですが、50代になってから辞めたら今回のようないい転職先はもう二度と見つからない可能性もある。クビ切りに怯えながら働くなら退職金をもらって辞めたほうがいいと思った。
  • 転職先は人間関係も良好で、前職ではなれなかった課長として若い社員たちとバリバリ働いている。
  • 住宅ローンは退職金(4000万円)を充てて完済したが、貯金は700万円しかなく老後が不安です。子供は1人だからまだよかったが、転職で生涯年収が下がったため、65歳以降も働くことになりそう。


転職すると誰もが不安になる。それは転職先で上手く働けるかということだ。実際に働いてみないと分からない。まして前の会社とは何の関係もない会社であれば尚更だ。老後の不安なども考えたらどっちがいいのか。ここに決断の難しさがある。


世の中、ブラック企業も多い中、事例は、仕事のやりがいという、メンタル面での希望を叶えている。長く働ける条件を満たすことは転職の成功につながることを意味している。


外部リンク(引用元)


 


決断する上でのポイント

昨今は震災やオリンピック需要を背景に人手不足と言われており、体制の強化や若返りをしたい会社は早期退職の絶好のチャンスと捉えているのではないか。


今回、紹介した2つの事例は、どこにでもあり得る事例だ。その時に、最後は自分で決断するしかないが、その後の長い人生を想定し、よくよく考えて決断をしないと後悔する事になりそうだ。


すべての条件が満たされることがないならば、自分や家族にとって何を優先して決断をするのか、よく考えて、また話し合って決めておくことが大事なポイントである。


早期退職を決断する前に考えるポイント
  • 早期退職を募集する理由は本当か?
  • 早期退職しなかったときの処遇(給与、ポジション)は?
  • 退職金の上乗せは本当に得なのか?
  • 退職金は何に使うのか?預金は?
  • 転職する理由は明確になっているか?
  • 転職先の処遇(給与、ポジション)は?
  • 同じ業界の動向(定年延長)は?

 
 

そして決断の結果が正しかったのかどうか、先にならないと分からない。だったら、自分の決断を信じて、あとはとにかく一生懸命やるだけだ。


 
 


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。