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こんにちは。ヨッチです。


 会社では毎日色んな事が起きている。嬉しい事もあるが、そうでない事はもっとある。だから上手くいったときの喜びは大きい。


以前、こんな事があった。社員の一人が注文を間違えたために、仕様の違う品物が届いた。その社員は慌てて、正規の仕様で注文をし直した。まもなく正規の品物が届いたために納期に間に合い、事なきを得た。


ところが、その社員は、何を思ったのか、最初に注文した間違った品物を別の会社に引き取らせたのだ。しかも無償でだ。つまり、平たく言えば、その品物を別の会社にあげたのだ。


本来であれば、しかるべき社内手続きをとり、自社で保管するか、廃棄するか、あるいは売却するか、処分の仕方は色々ある。


その社員は、上司に報告も相談もしていない。報告すれば、前述したように、いくらでもやり方はあったのに、自分の判断(あるいは思い付きといってもいいくらい軽い気持ちだったかもしれない)で別の会社へ処分をさせたのである。


報告、連絡、相談、いわゆるホウレンソウは仕事の基本であり、新入社員が最初に習うものでもある。ベテランになっても、仕事の基本は変わらない。彼は新人でもない、むしろ中堅どころであり、仕事のノウハウは承知しているはずである。


では、なぜ、この社員は上司に報告や相談をしなかったのだろうか。


毎日忙しい業務の中で、社員は色々な判断を自分で行わなければならない。いちいち上司に報告していては仕事にならない。だから、報告すべき事象であっても、問題ないと判断し、報告をしなかった可能性がある。


もう一つは、報告すべき事象なのかどうか見分けが出来なくなっている可能性がある。


故意に連絡しなかった前者も問題であるが、後者も問題である。いずれにしても、この事案は、会社の資産を個人の勝手な判断で処分したということが問題である。


ここで、この問題の事実を整理すると、以下のようになる。

  • 間違った品物を買った
  • そのことを上司に報告していない
  • 社内手続きをしないで勝手に処分した
  • 正規の品物を再注文した

考えられる原因は以下の通り。

  • 本人が処分のための社内手続きを知らなかった
  • 本人が処分のための社内手続きを怠った(スケジュールを優先した)
  • 本人が報告すべき案件とは思わなかった(会社の資産であるという認識がない)
  • 上司のチェック(仕様の確認)が不十分だった
  • 会社として仕様の整理が出来ていない(間違いやすい環境にあった)

 


個人の問題もあれば、会社としての問題もある。
一つ疑問に思うのは、本人は中堅であり、新人ではない。会社の資産を勝手に処分してもいいかどうか、分からなかったのだろうか、ということだ。


自分のものでもないモノを勝手に処分する事が出来ないことは、もちろん会社のルールではあるが、ルールを知らなくても一般常識として自分のものではないモノを処分してはいけないというくらい分かりそうなものだ。


その程度の判断は、会社に長年いれば、普通に分かりそうなものだと思う。自分の権限を理解しないまま、何でも自分の判断で出来るとは思っていないはずだ。


もし、その判断が出来ないというならば、上司はとてもそのような社員に仕事を任すことが出来ない。実のところ、この点については明確になっていない。


最近は、逸脱してはいけないルールをいとも簡単に破るような事例が散見されている。いずれも発覚した時点で報告や相談がないのだ。ホウレンソウは仕事の基本であるが、ベテランでさえ、出来る人と、出来ない人に分かれる。


ベテランに対して、ホウレンソウをしようなどと、今更言いたくないが、言わざるを得ないのが実態なのだ。でも、一人ひとりの負荷が昔より格段に上がっている中で周りに相談出来る仲間もいなく、上司には報告しにくいと考えるベテランがいることも事実だ。上司はそのような職場環境も変えてやらねばならない。

 


今やメールやラインなど、直接話さなくても気軽に連絡や相談出来るツールは発達してきているのに、上手く使い切れてないのかもしれない。あるいはSNSで顔色も見ないでコミュニケーションを取ったつもりがなかなか伝わってないという話はいくらでもある。


問題の根幹は、人と人との関係にありそうだ。それはツールの問題ではなく、それを使う人の問題なのだ。どんなに教育をしても、間違いはゼロにはならない。どんなツールを使っても上手くいく人は上手くいく。そうでない人は上手くいかないのだ。教育したからと言って、上手くいくなんて安易に思ってはいけない。人はヘマするし、間違える。でも仕事に慣れてくれば、信用して任せてみたいし、やってほしいと期待もしたい。上司としてはその微妙な関係を理解し、気遣いながら、部下との関係を構築していくことが望まれるのではないだろうか。

 


以上、ご覧いただき、ありがとうこざいます。
ヨッチでした。